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18年後の約束

5月30日、検疫をお願いしていた セター♂ MIX♀をお迎えにセンターに行きました。
この日は、かねてからご協力のお申し出をいただいているbambooさんと一緒に向かいました。

センターに到着すると、子犬たちの鳴き声・・・
 外にまで聞こえる悲しい声が、私たちを出迎えていました・・・・。



抑留塔に入ると、飼い主の迎えをひたすら待ち続けた、あの犬たちがまだいました。
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飼い主はもう、迎えに来ることがないそうです。
子犬2頭のうち1頭は検疫部屋にいました。

こんなに増やし、飼いつづける事ができないのなら
するべきことは一つ。

初めの1頭で不妊去勢をすること。

そして、自分の経済能力、時間、環境、家族を考え
飼いきれない頭数は飼わないこと。


バカな飼い主のおかげで、この子達の中には殺処分される子も
出るのだろう。
何ヶ月もこの中に入れられ、その挙句は処分・・・・

この中の1頭でも来週残っていれば、助けてきたいと思う。


抑留塔入ってすぐ右手の部屋には、負傷猫が収容されている。
息絶えたばかりの白猫が、えさの器の上にのけぞって亡くなっていた・・・
苦しかったろう・・・

同じ部屋には、飼い主が持ち込んだシェパードが入っていた。
かなり大きい♂シェパードは、私のコマンドにも素直に従い
とても従順で優しい顔立ちだった。

   どんな理由があるにしても、苦しい処分をこの犬に受けさせる
 むごい飼い主だということは間違いない。

猫の亡骸にも目もくれずに、呼ぶとそばに来る。
そして、自分から、汚物に汚れた自分の『ハウス』に入った、なんともけなげなこだった。


汚れた床の上を歩くシェパ・・・
早く出られるといい・

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131シェパ



同じ部屋にセターらしい♀が・・・
6月3日が最終期限

やせすぎの体、汚物があるためにそばに来たくても
こられないというような感じだった。

前足もつくと痛いようで、心持持ち上がっていた。

この子に決めた・・・
入ってすぐ、引き取りを申し出て次の部屋に向かった。


128メス
メス しろ



街角のカフェのポストカードに出てきそうな子犬も・・・
この日は、生後3ヵ月半~6ヶ月の子ばかりが多かった・・・

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こちらも見ることなく、、、、
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震え固まる子・・・優しそうな柴雑の子

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なんと声をかければいいのだろうか・・・

 期待をさせてごめん・・・

最近センターに行くのがつらくなった。

そばによれば、みんなが期待をする。

救いもしないのに・・・・

期待をさせてしまった子には、本当に罪悪感で一杯になる。

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最終部屋の子たち。
  とてもステキな長毛の子・・この子もレオ君のようなかわいい性格の子なのだろう。

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赤くびわの♀。
かわいい子だから、きっと他団体が引き出しているだろうと思ったが
声はかかっていなかった。

本日最終期限 この部屋から救い出したい。

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またもや、飼い主が持ち込んだポインター♂
 外人が飼育していたそうで、英語しかわからないということだった。

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腰骨がこの子も出ている。


部屋の左隅に、こちらをじっと見ているコーギーMIXの子がいた。
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周りを見ると、床をずった跡が・・・・
 足を見ると不自然な方向にある。
下半身を負傷しているらしい。

私の呼びかけに顔を傾ける。

センターの方に『あの子を・・』といったが
 あの子は、パルボだと思います、と断られた。

その奥でうずくまる小型犬・・・
 ほとんどの小型犬は、他団体が引き出してくれているので
最終部屋にいるのはめずらしい。

職員の方に、あの子を見せてほしいと頼み
連れてきてもらった。

後ろを向いて伏せていたが、こちらを向いた瞬間、驚いた・・・。

CIMG0549シーズー


ずるずる引きづられるシーズー

  『いいです、抱きますから』と抱きかかえた。

その瞬間、鼻をつく膿の臭い・・・

足には包帯が・・・

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顔がどこにあるのか、目がどこにあるのか・・・

表も裏も、これではわからない。

『この子、今日連れて帰りたいのでいいですか』と訪ねた。

今日、飼い主が持ち込んだ18歳のメスのシーズーということ。

18歳?なのになぜ持ち込むのか???
胸にはかなり大きな乳腺腫。

抱いたときに、大きさを感じた。

こんな状態になるまで飼う?いったいどこで飼育していたのか?

この足の包帯はなぜあるのか???

飼い主を教えてほしいと、喉まででかかった。

2頭の迎えに来たが、シーズーをいれ3頭引き受けた。

検疫をお願いした子は 以下3頭
この子達を残して、病院に向かうためセンターを出た。
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メス しろ
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引き出したセター♂
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bambooさんと一緒に記念撮影
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職員のかたが残してくれたMIX♀
どこかで見たような・・・・
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この子に似た子が、5月初め収容されていた。
そのときの画像
どこからどうみても血縁関係だ。

131 4gatu 1niti
125  4月1日


画像を撮り終わったとき、センターの回収車が戻ってきた。
駆け寄ってみてみると

回収

マッドになった毛には、糞尿が・・・
どんなに不快な中で飼育されて来たのか。

職員の方が『この子はシュナウザー?何犬だ??』と・・。
その後ろには、ダンボールに入った生後1ヶ月齢の子犬が・・・
譲渡会に出す予定だそうだ。

シュナウザーは、期限を待っての引き出しになるそう。

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人はどれだけ罪を犯せば気がつくのか・・・
 後どのくらい犠牲にすれば気が済むのか・・・

毎回同じことを思う・・・


続シーズー

目も毛が固まり開けられずにいるシーズー。

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この日は、病院には間に合わず
次の日の朝一に病院へ向かった。

この状態を見た菊さんがこれじゃ治療もできないと、トリミング屋さんに無理無理頼み込んでくれて
まずは病院へ。

132シーズー
133シーズー
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包帯の中から漂うすごい匂い・・
先生もあまりの状態に驚いていた。

はずした包帯の中を見て、驚愕した先生・・・

137包帯


ぽろぽろと落ちる 蛆虫・・・
143シーズー2


外傷から、潰瘍になり化膿しているみたいだ・・
『このままではだめだな・・・毛を刈らないと・・』と先生。

138シーズー


足の怪我の周りは先生がはさみでまずは切ってくださり
包帯を巻いてトリミングへ・・・。



病院が終わる前に急ぎで仕上げてくれたトリミングハウスさん、ありがとうございました。

あの毛の下には、こんなにかわいいお顔が隠れていました。

159シーズー
161シーズー


痛い足を引きずりながら、でも今を一生懸命に生きているシーズーちゃん。


今から18年前

この子の飼い主は、生涯飼いつづけられると思ったのでしょうか・・・
何があっても、どんな姿になっても飼い続けると思ったのでしょうか・・・
最後の息が消えるときまで、抱きしめてあげると誓ったのでしょうか・・・・・

    あなたは、今から18年後まで変わらぬ愛情をかけてあげることができますか?
  どんな病になろうと、どんなに手がかかろうと、決して手放さず
            看取る覚悟はありますか・・・・。


動物は恨みつらみの感情を持っていません。

  あるのは、いつも変わらぬ飼い主への『愛と信頼』だけです。

どんなひどい飼い主でも、どんなに叩かれても蹴られても

一番好きな人はあなたなのです。

どうか、命が終わるまで 愛してあげてほしい。

人よりも短い一生なのですから

あなたは、たくさんの愛をあなたの飼い犬、飼い猫、

そしてあなたが飼っている

ペットからもらったのですから、その恩返しをしてあげてください。

最後の恩返しが『ガス室』こんなにひどいことはありません・・・・。
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Comment

  • ボン
  • URL
なつのはな様

何でセンターは存在するのだろうか・・と考えてしまいます。
自分のペットをたにんの手で処分させるこの現象こそが
おかしすぎると思えてきてなりません。
こんなひどい目にあっても、センターに行けばみんながガラス扉に飛びついてくる。
そして一生懸命尻尾を振るんですよね。
本当に憎むべき人間に。。

  • ボン
  • URL
菊さま

るるちゃん、臭かったね・・。
あれじゃ、病院にいっても治療もできない・・そう思ったよね。
人の罪を全部背負って逝く動物たち、本当に残酷すぎるね。
まだ、野良犬のほうがまし、とさえ思えてくるね。
これからも1頭1頭救っていけるよう、頑張らなきゃ。
お姉さまにも大変な思いをさせてしまうけど、なにとぞ縁の下の力持ちで
よろしくお願いします。

何度も読んで、しばらく泣いていました。
18歳って、、人間で言ったら産まれたばかりの赤ちゃんが高校を卒業する位の
期間じゃないですか・・・
それ位長い時間を過ごして、ボロ雑巾のように捨ててしまうなんて・・!!

同じ人間である事が恥ずかしくなるのは、こう言う時だと思います。
ワンコがどんな姿でも、どんな姿になっても、、少しでも長く一緒にいたいと私は思っています。
みんながそんな考えじゃないんですよね・・・それは分かっていましたが
でもこれはあんまりです。
飼育環境も劣悪だった事は容易に想像できます。

なんでこんな事ができるんだろう・・??
なんでこんな人間がワンコを飼う事ができるんだろう・・??
なんでこんな事が許されるんだろう・・??
そして、、この仕打ちをした人間は何の傷みも感じていないのか・・??

この疑問に答えは出ないのかもしれません。

辛いです。。
自分の無力さが情けないです。
せめて何が出来るか考えて行きたいと思います。



  • URL
人はなんて愚かなのだろう

人間ほど恐い物はない、と良く言いますがそのとうりです。
又、救いの手を差し伸べるのも人間、何処で別れるのだろうか?
可哀想などと甘いことではなく、怒りしかおぼえない。

私はいつも思うことがある。

人は自分で死を選ぶことが出来るが、動物達はどんなに痛かろうと
苦しかろうと、水が飲めなかろうと、食事がもらえなかろうと
繋がれたままだろうと、ケージに閉じこめられたままだろうと
受け入れるしかない、選べない!逃げることが出来ない!

地獄のような苦しさの中で、『死ぬまで生きていなければならない』 辛さ・・・
人なら耐えられないでしょう。

今度は放置しなくても、いらなくなると処分(命の処分等あっていいのか?)
健康な子も、病気の子も、ガス室に送り込む、目の前から消えれば良いのか?
(皮肉にもガス室を、ドリームボックスと呼ぶ)

私は悟りも開けず、煩悩だらけの人間です
神様がいるなら、こう言うことをした人間に
罰を当てて下さいとお願いしています。

こんなに多くが処分されていくというのに、空前のペットブーム
仔犬達の前には親子連れが品定めのように・・・
犬、猫が一匹増えることは、赤ちゃんを育てる位の覚悟が必要です。
赤ちゃんは成長し手が離れますが、動物達は年数が経てば
より手が掛かるようになるのです。

飼う前に自分に覚悟があるのか、よ~く考えて下さい!

いつから人間はこんなに狂ってしまったのだろうか・・・

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