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ボランティアの現実

2月2日(水曜日)
茨城のセンターに久しぶりに行ってきました。
この日、引き出し頭数も多いので執事さんの力を借りて
連れ帰ってきました。


茨城のセンターに着くと、軽トラックの幌の隙間から
大きなバリケンが見えました。

『持ち込みだ・・・』嫌な予感が的中・・・


すでに収容棟に入れられた後でしたが
飼い主の姿から、大型犬かもしくは猟犬だと思っていました・・・


これもまた的中・・・・



1歳未満のシェパードの女の子でした。



受付で、飼い主とすれ違いましたが
顔を伏せるように、足早に去っていきました・・・



なぜ持ち込まれたのか・・・

こんなに若い子なのに・・





飼い主の姿を探すように

収容部屋の鉄の柵に前足をかけ

鼻を鳴らし、泣いていました・・・。






いくらストーブを焚いてくれていても

コンクリートの建物です。


やはり、底冷えの寒さは犬達の体力を

命を容赦なく奪います。






何度足を運んでも、少なくならない収容動物に
気落ちするとともに、人間の罪を背負うこの子達を
助けられない現実に、心がどうにかなりそうです。



それでも、前に・・・



今日期限の子、期限切れの子、4頭受け入れるつもりで

まずは1頭目の セッターの男の子 4~5歳位でしょうか。

059 NO2チェス君


カメラを構え、一人で撮影している所に
職員の方が来てくださり、リードを持ってくださいました。


犬の表情がパッと変わりました。


061チェス君

犬と接してくれていたことが分かります。

美味しいジャーキーをもらい、大喜びの チェス君です。

063セッター オス 4~5歳 チェス君


2頭目は 女の子のセッター 4~5歳位 子供を産み育てていた体・・・

この子の子供達は、現在5ヶ月くらいなのではないかと思う

そんな体をしています。


首にはベルが・・・

探していないのでしょうか・・・



でも、よく見ると・・・・

見覚えがある顔・・・ミルフィーちゃんや

080クレアちゃん 


Bazさんちのアデルちゃんに
似ています・・・


078クレアちゃん

収容部屋の中で震えるこの子は、私が近づくと唸り
半身構えていましたが、扉があいても
出てこないので、部屋に体をいれリードをつけました。


なんて従順な・・・・・

外にでても勝手に動きません。

こちらにあわせ、歩きます・・・


弱きもの・・


人に従わなければいけないことを知っています・・・・


クレアちゃん


075セッター メス 4歳くらい クレアちゃん



3頭目年老いたセッターの女の子  9歳~10歳かもしれません。

体が濡れ、伏せられずに座ったまま頭を下げていました・・・


ぶるぶると震えながら。


083セッター メス デイジーちゃん  8~9歳くらいかもっと?


明るく、かわいいおばあちゃん犬です。

デイジーちゃん


089 デイジーちゃん


低体温からか、歯茎が白く、執事さんがすばやくタオルドライして
温かい車へと乗せてくれました。

082デイジーちゃん


090 せんたーにて



そして、最後の4頭目。


リードを着け、外へと連れ出しました。

顔を見上げることもなく、ただひたすら
何かを探している様子。


かなり怯えています。


走る車を見かけたとたん、表情が変わりました。


066セッター オス  4歳くらい




私は、この子を収容棟に戻しました。

いえ、捨てに行ったのです。


この子の飼い主のように・・・・・・。




命の綱を、この手から放しました。




嫌がるこの子を、収容部屋に戻してしまった・・・・・・



私達のシェルターでの保護は、難しいと判断しました。


この子の何が問題なのか・・・・


尻尾だって収容棟では振っていたのに


職員の方に嬉しそうに飛びついて


何が問題なのか・・・・・・






ブログをご覧下さる方のコメントに

『頭が下がる思いです』といただきますが

そんなことはありません。



心が冷たいのかもしれない・・・

そう思ったりします。


よく嫌がる犬を引っ張って、収容棟に戻せたと・・・・・





言い訳はしません。

感じたまま、そうしました。


他のボランティアさんが見たら、この子は助かったのかもしれません。



でも私には保護できませんでした。




保護ボランティアといいながら、
ボランティアに委ねられた命であっても、殺される子がいる現実・・・・



罪悪感だけがいつも心に残ります・・・







救えないことを嘆かず


救えたことを喜びに・・・




そう、言ってくださった方がいます。



そう思っても    
 
     いいのでしょうか・・・・・・

  




     







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Comment

  • ボン
  • URL
まちぶー様

まちぶー様、こんにちは。
罪悪感を私達ボランティアが抱え
日々、その想いと葛藤しているのは本当のこと。
でも、人は時がたてばその思いすらも痛みも
その時と同じではなく、薄れてしまう。
だから、続けられるのも本当のこと・・・。
悲しいかな、人間は・・。
だから、同じ過ちを繰り返すんだと思います。
センチメンタルになっていた時もあった。
何でもかんでも保護しよう、命を助けようと
思っていたときもあった・・。

でもその先に見えたのは、救える子も
救えなくなった現実でした・・。

  • まちぶー
  • URL

遅いコメントで失礼します。
犬猫保護のボランティアは自己満足の世界ではないのではと思い悩む時、この文章を読まさせて頂き、そうであってはならないと実感いたしました。
センチメンタルになりがちな気持ちを封印して続られている活動。尊敬いたします。
あえて、戻した事を記事にしていただきありがとうございました。
この子の命の代償として得たものを私の心に刻んでおきます。

  • ボン
  • URL
はる様

コメントありがとうございます。
日々の活動、本当にありがとうございます。

人間にはあって犬にはないもの
裏切り、憎しみは犬にはないですよね・・本当にそのとおりです。
この活動をしていると、時には見過ごすことも
ありますよね。
全て自分の力だけでは救うことができませんから。
でも見過ごした分、後もずっと心に残り
苦しみますよね・・・・
1日たりとも忘れることのない動物たちのこと・・・
心も頭も、オーバーヒートしてしまいそうなときが
あります。
それでも続けられるのは、幸せになった子がいるから。
その姿を見ているから・・ですね。
そのことだけを考えて、前に進みます・・。
活動大変でしょうが、お体ご自愛くださいませ。

  • ボン
  • URL
コロママ様

コロママ様、こんばんは。
私の心以上に、きっとこの子は苦しかったはずです。
私の経験と自信と判断をする目が、今後
向上し助けて上げられる子が増えるように
頑張ります。
いつも温かいコメントに感謝です。

  • ボン
  • URL
ベスママ様

この2年、センターからの引き出しの際
少しでも?と感じた子は、やはり保護したあと
何らかの問題が出ています。
自分の子にするのなら、連れ帰ることもできたのですが
里子に・・と思うと保護することができませんでした。
かわいそうなことをしてしまいました・・。

  • ボン
  • URL
ちゃこ様

ちゃこ様、命を選ぶって残酷です・・・
でも前に・・
残して来た子に悲しい末路を辿らせてしまったことは
一生かけて、この活動を通し詫びるだけです。
そう思って頑張ります。
ありがとうございます。

心がどうにかなりそう…

保護活動…ご苦労が絶えないと心中お察し致します。
ブログを読ませて頂き、しばし涙が止まらずなんとお声をおかけしたらよいのか辛くなりました。
私は過去、現在ともに行き場のない犬猫を自分の責任で飼える範囲で飼っている者です。
昨日も1匹動物指導センター行き直前の犬を市役所のゲージ内より保護してまいりました。探しておられる方がおればできる限り探し、家に帰りたい…この子達の心の声を聞き、飼い主さんを探す…
1匹でもよいからこの命を救いたい…とのただただその一心でできることをしております。
「私は何をしているのだろう」…私ももちろん、見て見ぬ振りをしなければならない時も多々あり、当に、心がどうにかなってしまいそうになるときがあります。
動物は人間を裏切らない…
しかし人間は平気で動物達を裏切るのですから…

その心が壊れてしまいそうだと思う人間らしい心を持ち続けられることこそ、真の人間だと私は思います。

どうぞご自分を信じて活動して下さることを心から願っております。
ありがとうございます。

  • コロママ
  • URL

どんなにか辛い決断だったことでしょう。
でも、どうぞご自分を責めないで下さい。
より多くのワンちゃんを救うためにも、必要な決断だったと思いましょう。

数多くのガンドッグを救出してお世話をなさって来た ボンさんならではの感を私は信頼しています。

  • べスママ
  • URL

保護するのは難しいと判断したのは少しですが分かります。
私はこの子の写真をみて、目を見て、
「んっ?」と感じました。
その子のちょっとした行動に直感というものがあったのでしょうか・・・。
でもそれは大切だと思います。自分を信じて頑張ってください。

  • ちゃこ
  • URL

すごいです。戻したという文章を読んだ時、鳥肌がたちました。(いろんな意味で)
判断が正しいかなんてことは、誰にもわかりません。思うがままに、前に進むのみです。
応援してます。

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