L
o
a
d
i
n
g
.
.
.

  『 壁 』

11月11日(水曜日)

朝から結構な雨・・・

寒さも増してきた。


今日は桃金さんと、センターに向いました。



いつも車の中で、最近の出来事やこれからのことを話しながら向います。


センターまでは40分ほど。


話終わらないうちに到着です。



車から降りると、風と雨が混じり寒いこと・・・・



センターの子達はもっと寒いでしょう。



お預かりしたベッド、必要な時期が来ましたので
お届けしましたよ。

ご支援いただき、ありがとうございました。

066カドラーお届けしました



ブログをご覧の皆さま、私達のシェルターをご存知のボランティア様
ご支援者の皆さま、
引き出す子達をどこに置くのか、資金は大丈夫なのかと
きっとご心配されていると思います。

センターのガンドック、またHPを見て頂ければわかりますように
私達は『火の車』です。


1頭引き出しをするたびに、次はどこにケージを立てるか

引き受けてくれる預かり先、病院はないか・・・

頭と心はいつもいっぱいいっぱいです。




先日、メールで『身の丈の活動をされればいいのでは?』と
お言葉をいただきました。


そうかもしれません。



しかし・・・・・・・







この日、私は一つのルールを破りました。


セッター11月11日



持ち込みのセッター 

この子を見た時、目を疑いました。



当会保護のセッター サーフに生き写しです。

002サーフ♂
(画像 サーフ)








最終部屋から1日目の部屋に移してくださっていました。

この部屋には1頭だけ、この子だけがいました。

『元気がないようです』と獣医師の先生からお聞きしたので

窓越しに声をかけました。


『 good boy !  come!! 』


何度か呼びましたが、こちらに来る気配がありませんでした。


そんなに具合が悪いのか・・・・・


そして、もう一度 『 come!! 』



ゆっくり立ち上がり、恐る恐る そばへとやってきました。


何かを探すように・・・・



         声のするほうに・・・・・・


094セッター♂11日









窓から手を出すと飛びついてきたセッター。



しっかりと受け止めてしまいました。



本来、収容部屋にいる子に関しては触りません。

病気等を他の犬達に移してしまうかもしれませんので


頭をなでることはあっても、衣服に抱きつかせるようなことはしないのですが。







わかっていながら私は、抱きとめました。


しっかり、強く抱きしめました。



窓越しに飛びついたまま、私の顔をなめてなめて

初めて会ったとは思えないほど、待っていた飼い主が来たかのように

この子は必死にしがみつき、なめてきました。



この子の手を振りほどくことができませんでした。


        目が見えていないことが、この時わかったから・・・。






引き出しの子達をまずは車に乗せてから

もう一度戻り、様子を見ましたが白内障ではないようです。


もって生まれての全盲でもないことは、この子を見ればわかります。


自分自身、見えないことでパニックになっているのです。



先日、亡くなったミニピンのアルト。

脳障害が原因でした。


この子もそうかもしれない・・・・。




私達のシェルターは病気の子だけで一杯になってしまう・・・。



病気の子、リスクの高い子だとわかっていて引き取ることより

元気そうで、新しい飼い主さんを探せる子を引き取るほうが

多くの命は助かる・・・・・




この子を目の前にしばらく考えました。






健康そうだと引き取っても、病気があったり

フィラリア症が進行していたりと、引き出してみなければ

わからないことがあります。



しかし、わかっているのとわかっていないのとでは違う・・・・



活動を続ける上で大きな『壁』ができてしまいました。



もう、おいて上げられるスペースがありません。







どんな子でも引き受けたい。



それが、セッター ポインターであればなおさらに・・・。






目の見えないセッターが呼んでいます。



呼んでいます。

091セッター♂11日






先のことより、目の前の1頭を助けたい!!



隣にいる桃金さんの顔を見ました。


『しっかり掴んだあの子の体を、私たちが離してはいけない!』


桃金さんの目は、そう言ってくれていました。








もし、私達のシェルターが病気の子で一杯一杯になったのなら

それはそれでいい。



元気な子は、他のボランティアさんたちや一般の方が引き受けてくれるかもしれない。


千葉には、頑張っているボランティアさんたちが沢山いるんだもの!!





検疫をお願いしました。





その次の日、北海道のかよ母さんから電話をいただきました。


この日のことを話しました。


『犬種を限ってるのに、病気だから?引き出せない?何のための
専門レスキューなの?? 』


胸にしみました。


本当にそのとおりです。





『専門レスキューとは、その犬種を守ること』 



最終部屋から1日目の部屋に移動になったことで

処分期限を伸ばされた、このセッター。


期限を延ばすということは、この先に必ず救うという

約束がなくてはいけません。



私達は、伸ばされた期限をありがたく受け止めたいと思います。




病気の子とわかっていても。












この日、引き出したセッター2頭


キャプテン ♂  7~8歳  目が見えません。


お散歩はできます。とても愛らしく、尻尾フリフリです。

069キャプテン


お外に出られて尻尾を振りながら、お花の匂いをかいでいます。

072 キャプテン




ケヴィン ♂ 23キロ 手足が長いカッコイイ E・セッター 2~3歳

お散歩上手、性格花丸

081ケヴィン
085ケヴィン



ケヴィンは、市原市で8月に保護されましたが保護主の事情により
保健所での里親探しをしてもらうため、手放したとのことです。



保護する方にも様々な事情があることはわかっていますが
一つだけ、間違えていただきたくないことは

センターでは、成犬の飼い主探しの会はありませんし、誰の目にも留まらなければ
殺処分になるのです。

センターは里親探しの場所ではなく、止む終えない事情で飼えなくなった動物や
捕獲されて、飼い主が現れない動物を殺処分するところです。




※子犬に関しては、新しい飼い主探しをしていますが
 これも、収容される全てではありません。

 預かって飼い主を探してくれる場所と勘違いされる方がいますが
 決してそうではありません。処分されるこの中から、選ばれて
 飼い主探しの会に出られるのです。





保護することは、新たな飼い主を探すか、自分で飼うことが責任となります。
飼えない等の問題があるのであれば、
地域の愛護推進委員や愛護協会、センターに早めに相談してください。
また、引き取りはほとんどの団体は行っていませんが、飼い主探しの協力は
快く、引き受けてくださる団体もあります。
保護したのに、センターに送る無責任なことをするくらいなら、初めから保護はしないことです。

















スポンサーサイト

Comment

  • めう
  • URL
執事さま

ごぶさたしています。
アルトを見守りそして見送っていただき、ありがとうございました。
「ここで逝って悔いなし!」と思って、執事さんのもとを旅立ったことでしょう。

キャプテン、先日お散歩にお伴させていただきました、盲導人です(笑)。
ハッ!と気付くと鼻っつらから電柱まで3cm・・・盲導犬のスゴさがわかりました。
人の手に触れると「あった!」とばかりに寄りかかってきます。
毛布に触れるとこれまた「あった!」とばかりに自分でハウスします。
いろんな心配をよそに、おとなしく過ごせているようです(今のところ)。
今日はボラさんのおうちにシャンプーしにおじゃましていたようで、どんなだったでしょうね~。

  • めう
  • URL
jjmamaさま

こんばんは、応援ありがとうございます。
お返事遅くなりました。

私も最初(かれこれ7年近く前ですが)は「ご寄付だけ」と思っていました。
でもワンたちに会って「お金だけの援助なら遠くに行ってもできる。
こんなに近くにいる今はほかの“力”をこの子たちのために使いたい」と考え直しまして、今に至ります。
ボラたちはみんな、お金じゃ買えない“ワンたちの幸せ”のために日々頑張っているのだと思います。
決して見返りのあることではありませんが、あるとすれば“ワンたちの幸せ顔”が何よりのごほうびです。

さて、お布団についてですが綿や羽毛の入った物は残念ながら保護ワンたちには向きません。
飢餓状態やストレスフル状態のワンが多く、誤飲が命に関わる可能性があるからです。
せっかくのお申し出ですが、お気持ちだけありがたく頂戴します。

P.S 私も携帯でこのブログを見ることが多いのですが、最近のレイアウト・・・見にくくありませんか?
   前の方がよかったですよー、ブログ屋さん(笑)。

私もいつも、なぜ、あえて茨の道を・・・と内心思いつつです。
きっと皆さん同じかと。
でも、そのことはボン様は言われずとも重々承知ですよね。
でも、それでも、その壁を超えてゆくというのなら、
私が出来ることがあるならば、声をかけて下さい。
私がしたいと思えることで、出来ることならば、精一杯いたしますから。

ボン様はしたいと思うこと、出来ることがおっきいのよね、普通より(苦笑)

そんなボン様をよし!とする方は、壁を超えても、壁を越えずとも
ボン様とともに、これまでもこれからも力になってくれるはずと信じます。
出来るならば、その輪が拡がってゆかんことを心から願います。

るるもアルトも、私自身が引き出したわけじゃない。
でも、引き出した想いに精いっぱい応えたいとお預かりしたつもりです。
後から思えば、逝き急いだ命だけれど、共に暮らした時間は
彼らが全身全霊で生き抜いた時間でしたから。
元気であろうと、疾患持ちであろうと、
生きようとすることにはなんら変わりないと私は心底思ってます。

サーフ似のセター。検疫、無事に超えてくれますように。
声かけて下さい。様子見に行きます。

キャプテン、ケージ内でのぶつかりなど大丈夫かしら?
保護マット類は山ほど在庫あるから、必要ならコレも声かけて下さい。
食べちゃうか?!ウレタン・・・・。じゅりあさんは掘ったしな(汗)

こんにちわ。
毎日ブログを拝見させていただいてます
いつも、罪なき尊い命と向き合い戦ってくださり
ありがとうございます。
本当に
あちらこちらで
保健所の現状を目の当たりにし
どうして、こんな大事な命を私達は
このたった「処分」という二文字で
片付けてしまっているのでしょうか…
処分とは
わたしの中では「不要になったもうリサイクルもできないもの」を
捨てるという意味でしかないのですが
この子達はみんな尊い命、人間と同じ重みの命に対して
どうしたらそんな言葉が使えようか…
苦しくて悲しくなります。
でも、その最前線で向き合ってくださっている
皆様には感謝してもしきれません
飼い主を信じた罪で
今、ガス室に送り込まれようとしているわんこたちを
どうか一匹でも救ってください
「身の丈」と文中にありましたが、どのボランティアサン達も
身の丈を越したレスキューをされているはずです。
本来なら、その時間、お友達とショッピングしたりランチしたり、テレビ見てのんびりできるし
レスキューに費やす
お金も自分の楽しみに使ってもいいようなものを
あえて、今、目の前の命と向き合ってくださっている方々がいること
胸が熱くなります。
センターやレスキュー先でこれから寒くなりますが
お布団とかがいるのですか?
今、携帯からブログを見ているので募品がわかりませんが
私のマンションはお引越の方々が多くて
羽布団やなんやとよく出ますがそんなものは要らないかな?
使い捨てていただいてOKなので、必要でしたら
送りますね!
さむくなってきましたので、
どうかご自愛くだいね

Leave a Reply





管理者にだけ表示を許可する

Trackback

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。