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~ 夷隅 ふたたび ~

先週、市原パーキングで保護した犬の件で
夷隅健康福祉センターにご連絡を入れさせていただきました。

その時に 『本当の夷隅を見にきてください』 と、職員の方に言われ
行ってきました。


お天気が悪い日で、大多喜町についた頃は、横殴りの大雨。
フロントガラスに殴りつけるような大粒の雨が視界を遮っていました。

とっても嫌な予感がしました。

『本当の夷隅って?・・・・・』


それからまもなく、抑留施設に到着しました。


職員の方がおっしゃっていたのは、これだったのかと・・・・。


5部屋しかない収容部屋は満杯でした。

麻酔で捕獲されたオス。

まだ若そうな子で小ぶり。

麻酔が覚めはじめ、動き出していました・・・。

006麻酔捕獲

この子は、数年間逃げ回りようやく捕獲した子だそうです。

そして、この子の子供たち・・・・・

041子犬

子犬たちの母犬は逃げていて、捕獲まで秒読みとなり
私が見学をさせていただいている途中で
母犬が捕まりそうだという連絡が入りました。

『どこにも入れられる部屋がないな・・・。』

『子犬とも危ないしな・・・。』

子犬とも危ない?親子なのに? 


そう思った方がいるかもしれません。

いくら親子でも、別々に捕獲した場合
また、時間が経過した場合、子犬と一緒にしたり、父親と一緒にしたりすると
子犬を咬み殺したり、父親とも大喧嘩になることはよくあります。

群れから離れ、違う匂いがついたり
興奮状態から、止められない喧嘩も起こるのです。

ただ、捕獲したから同じ部屋に入れて、と言うことは
夷隅の職員の方はしません。

必ず相性を見てくださっています。

小さな施設の最大なる優しさです。


04koinu.jpg

毎年、子犬を産み続けるメス。
2年ほど、追い続けているそうです。


捕獲されるのは仕方ない・・・。

殺す命を増やしているだけですから。



しかし、元をたどれば、飼い犬だったはず・・・・。


                飼い主がいたはずです。









そして、黒ラブも・・・・・

013クロラブ



ウンチを飛ばし、床もびしょびしょ・・・。

先日見学した同じ施設とは思えない状況でした。


雨が吹き込み、床がぬれているのだと思ったのですが
違いました。


湿気です。


日中は気温が上がり、夜になるとかなり冷え込みます。

その湿気が取れずに、床がぬれてしまうそうです。


しかし、すのこがあるのとないのとでは、大違いです。


柴犬も・・・・

 020柴


首には細い紐がついていました。


きっと、どこかにつないだのではないでしょうか・・・・。




そう、捨てるために・・・・・・


               追いかけてこないように・・・・・・



富里のセンターでも、何頭か細い紐をつけている子が収容されました。




私はいつも思うのです。


自分が犬を捨てるとしたら、どうするかと・・・。



リードではつながず、すぐに切れる紐でつなぐのではないかと・・・・



追いかけてこれないようにしたいだけです。



自分で噛み切った後は、どこかで生きていて・・・



と言うバカな考えを持っているんじゃないかと、思ったりします。



または、保護したお家の人が、捕獲員さんたちが来るまで
庭先につないで置くためのもの・・・。



いろいろ想像してしまいます。



悲しくて苦しい最後を迎えなくてはいけない子を目の前に

いつもなす術もなく、ただ忘れずにいる・・・絶対忘れない!


この目に、この心に焼付け、残しておく・・・・そう思うしかないのです。

018柴


017柴女の子




この子がまだ生きているかどうか・・・・

27日の富里にはいませんでした・・・・・・。

もう、この世にはいないかもしれない。

028siba.jpg


  やりきれない思いです・・・・。



                 きっと、皆さまも同じですね・・・・・・。









飼い主らしき方が、見えたそうですが
残念ながら、この子の飼い主さんではなかったそうです。


どうして、こういうことになるのか・・・・


03siba ♀



こんなにかわいい子なのに・・・・・



迷子なら、家に帰してあげたい・・・・。



帰る場所があるなら、帰してあげたい・・・・。



この子達もそう願っているでしょう・・。


ぬれた床、子犬たちも居場所はなく・・・・


『湿気対策をしてあげたい』 と職員の方は言っておられました。



『本当の姿、真実を見ていただきたかった。この間のようなときもありますが

                               夷隅の施設はこれが本当の姿です』



言葉もありませんでした・・・・。


寒い抑留施設を出て、勝浦の海へ向いました。

まっすぐ帰る気になれずに・・・・。


先日見た 穏やかな青い海はなく・・。

この海にも捨てに来る人たちが多いということです。


064.jpg



そして、奇跡が・・・・・・


もう、富里にとっくに運ばれているはずの骨折柴MIXのこが

夷隅で生きていてくれました。
019MIXメス1歳くらい
(前回の画像)







この子は、収容期限も終わっているのに

上記柴の飼い主さんも見ていただいたそうで


生きていたのです。


夷隅に行った日の夜にメールが届きました。

『骨折柴の子はどうなりましたか?』 と。


私は、預かる人さえいれば、まだ間に合う命だとお伝えしました。

すぐ返信が来て 『我が家で預かります』 とのお返事でした。



富里に送られるた日に連絡し、すぐにこの子を見つけ出して
いただき、今検疫中です。


よく、ご連絡を下さいました。

夷隅で生きている姿を見たのに、私はこの子を助ける道を
選びませんでした。


1通のメールが、この子を救ってくれました。


あと1日遅れていたら、絶対に助け出すことはできませんでした。


預かりをお申し出いただき、ありがとうございました。



夷隅の職員の方にそのことをお話したら、

『 今度は早めに言っていただけたら、目印をつけますから 』


施設はこの間とは違いますが、やはり職員の皆さまの心は
同じでした。



部屋数を多くし、収容頭数を増やせるようにするよりも
収容する子がいなくなるように、やはり 人間が管理、責任を持って

動物を飼育するしかない。


 いえ、すればいいだけです!


それすらもできない人間たち。


一番大切なことが欠落している、この世の中。


そんな世の中に命をゆだね、生きているセンターの動物たちに

手を差し伸べてくれる人が、勇気を持って 命を抱き上げてくださる人が

増えることを願います。

 003柴MIX



追記
3月3日
紐のついた柴ちゃんは、無事に飼い主さんのもとに帰ったそうです。

想像膨らませ、捨てられたと思っていただけに
とても嬉しいです。
1つ命が助かりました。
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Comment

  • ジョンタロ
  • URL
ボン様

そうですかぁ~。その子、本当に強運ですね。
その強運なら里親さんもすぐ見つかるかも
しれないですね。
性格も花丸ですか♪
その子が本当に幸せになれるように願っています。

  • ボン
  • URL
骨折柴

ジョンタロさん
今晩は。骨折柴の子、強運です。
今、手元に来ています。
性格は花丸です。

  • ジョンタロ
  • URL

骨折の子、助かってよかったですね。
最後の柴の目。かわいい顔立ちの柴犬ですね。
きっとどこかの飼い犬だったのでしょう。
今日も、この子達の目を見て心がしめつけられました。
主人は可愛そうだからと、あえて見ようとはしません。
見たところで今の自分たちには何も出来ないし、可愛そうだと。
そういつも言われます。
けれど、今は何も出来なくても この現状をこの子達の瞳を
忘れてはならないと私は思います。
そして私も胸にやきつけます。

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