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2008最後のセンター記

12月26日(金) 晴れ
今年のセンターの業務は今日で終わり・・・。

朝、センターの職員の方からお電話をいただき
セターが持ち込まれているとの連絡を受けた。

2頭引き取りのはずが、3頭になって、置き場所の確保等々
ボランティアさんと相談し、センターに向った。

向かう車の中で、泣き出しそうだった・・・
とても心細くなった・・・・

沢山収容されているとのお話を伺っていたのと
ハスキー雑が収容されていることもあり、引き受けられないこと
山積みの仕事があふれていること、いろんなことが入り混じった心で
センターの子達を見ることが、とても辛かった・・・

約束した時間にいけず、2時間も遅れてセンターに到着した。




ボランティアさんたちが沢山見えているのだろう。
停まっている車が多く、みんな『最後の粘り』を見せているのを確信した。


ボランティアさんたちに対応している職員の方は一人。

私は、報告書を片手に事務局にまず向かった。

事務局で報告書のファイルをお渡しし、収容塔の方を先に見せていただくため
向かうところだった。

柴犬、MIX、子犬、本当に沢山の子達をレスキューしてくださっている。
良かったね、柴ちゃんたち。

千葉ワンさん、本当にご苦労様。

柴




抑留塔の入り口入ってすぐ右手に、負傷した子達の部屋がある。

隔離された部屋の中に1頭ずつが収容されている。

滑る床のためか、しっかり立つことができないハスキー♂
狭いところに頭を突っ込んでいた。
性格の穏やかそうな子だ。

この子は捕獲・・

004ハスキー

この毛の感じから、お世話はされていなかっただろう・・・
この子はなぜ、飼われていたのか?

005ハスキー

今回もダックスが多いこと・・。

ダックスの飼い主で、個人的に増やしている人は多い。
貰い手がつきやすいから、産ませても大丈夫と思っていたら大きな間違い。
ダックスを飼う人は、2頭3頭飼っている方が多いが、
きちんとしつけられてる子は、あまり見たことがない。

すれ違いざまにギャンギャン吠える子ばかりの印象が強い。
小さな体からは想像できない、大きな声も特徴だ。

小さいから、しつけなんか・・と思う人が多いが
大きさにかかわらず、しっかりしつけ家庭犬として
育てていかなければ、もてあますだけ。

きちんと躾をし、大事にされているダックスちゃんを見ると
本当に嬉しくなる。

この子も、どういった理由でここに来たのだろう?

同じ部屋に2頭もいる・・。

スムース
008ダックス

ロング
011ダックス


負傷猫・・・

可哀想に、交通事故だと思うが
かなり苦しいのだろう・・・・。

このまま生かしておくのか?
でも飼い主が現れたら?

そう、簡単に処分なんか出来ないのだ。

どんなに負傷していても、センターの方も生きて返してあげたいと願うから・・。009負傷猫
010負傷猫



情報の紙が付いている子、いない子がいる。
今日、収容された子達はまだ情報がないのかもしれない。


犬の鳴き声もいろんなパターンがあるが、この子は飼い主を呼んでいるように聞こえた・・。
心臓の音が聞こえるくらい、興奮していた・・・
可哀想に・・・早く帰れることを祈るしかない・・

012収容犬

フレブル?ボストンテリア?

お洋服を着ている。
迷子なのか?

早く迎えに来てあげてほしい・・・

なぜ、迷子札や鑑札をつけないのだろう?

洋服を着せる前に、まず迷子札でしょう?

洋服を着せなくても死にはしません!
でも、迷子札や鑑札をつけなければ死ぬんですよ!


015ブル






収容部屋には大型犬も小型犬もいました・・

奥のほうには、老犬ダックスの姿もありました。



019一日目

吠えることもなく、ただただ自分の居場所がないこの部屋を
行ったりきたりするピレ・・・・・

グレートピレニーズ

白いMIXの子は、疲れ果て眠たいのに伏せられない状態で
眠りに落ちることを必死にこらえていました・・・・

020白い犬


隣の部屋には純血ばかり・・・

飼い主が亡くなり、持ち込まれた子達・・

オーストラリアンシェパード、シェルティ、ボーダーコリー、セター
一体、何頭飼育していたのでしょう?

12歳の子もいるとのことでした。
自分の年齢と飼う犬の年齢を考えてほしい!

万が一自分に何かあったとき、残された動物をどうするのか?

そこまで、しっかり家族なりと話し合った上で飼育しなければいけないのです!
ここまでが飼い主としての責任です。


明日のことは誰にも分かりませんが、残される動物たちの行き場くらい
決めておく必要があります。
飼い主がいなくなってからではどうすることも出来ないのです。

人間も、自分の年齢を考え生きているうちに自分のお墓の準備をする人もいる。
他人や家族に迷惑をかけまいとしっかり考え、準備する人もいるのです。

しかし、動物の場合はどうでしょうか?

そこまで考えて飼育している方は少ないのではないでしょうか?

今、高齢者の方が飼っている動物を手放したいと言っていると
デイケアの方からの相談も増えました。

高齢化社会、核家族、そんな時代だからこそ 
飼う前に、きちんと話し合いが必要です。

良くご家族でこんな話をされていませんか?

『動物を飼おうと思う』と両親が言う。

『飼ったら良いんじゃない?見られなくなったらそのときはうちで飼うから』と子供。

『両親がずっと家にいて寂しそうだから、動物を飼わせてあげたい』と子供。



何度も言うように、先のことは誰にも分かりません。
しかも両親が見られなくなった後、確実に子供が飼えるとは限らない。
またその反対も同じです。

人間の暮らしは、日々変化します。

1年先には、飼えない環境になっているかもしれない。


先を見すぎれば、何も出来なくなることもわかっています。

しかし、その約束をいつも果たそうとする心構え が必要だということを
申し上げておきたいのです。

023純血種

この子達が、それを命と引き換えに教えてくれているのですから。持ち込み



検疫部屋

先日、大部屋から移されたシーズーちゃんがいました。
目の周りもキレイにカットしていただき、ウンチもよさそうですね。

がんばれ!

今度こそ、幸せになって!!

052シーズー


こちらで本日引き取りのポインター。
かなり小さい子で、老犬です。

骨と皮、前足の関節が悪いようです。

初めまして、お迎えに来たよ。

この子のお顔を見て名前がすぐに浮かびました。

『ハニー』そんな感じです。

057ポインター

この子も具合が悪そうです。
立ち上がりません・・・・

振り向いたこのお顔をみて、名前が浮かびました・・・

『テレサ』

全てを悟ってしまったかのように見えました。

056テレサ

2頭とも状態はあまりよくなさそうです。



かわいい盛りの子犬たちも検疫部屋に・・・
必ず幸せにしてあげてください!

この子達の子供が、ここに入ることのないように
不妊去勢を必ずしてあげてください。

058こちび


検疫部屋の隣には、先日もいたラブMIXの子がいました。
あれから2週間、君は検疫無事に済んだんだね。
もう少しだよ、がんばれ!!

クロラブMIX

このクロラブちゃんは、ずっとここに繋がれていたので
他のお部屋への移動だと思います。
ラブラドール専門レスキューの方が、引きとってくださるのかな?
このところ、ラブちゃんも沢山入っているので、専門レスキューの皆さまも大変かと思います。

クロラブ





今年最後の最終部屋へ・・・

鉄の廊下に響く、子犬の鳴き声・・・

こんなに小さな命が沢山・・・・

最終部屋にこれだけの子犬いることは珍しく

中には衰弱し疥癬になっている子もいました。








031最終部屋


最終部屋

せめて暖房があれば・・・
038老犬


処分と言う呼び方・・本当に悲しくなります。

ゴミではない・・・・

不要でもない・・・

彼らはみんな家族として生きられる子ばかりなのに・・・

039最終部屋


見るからに栄養が足りない子犬。
疥癬になってかきむしっていました。
頭も下がりっぱなしでした・・・。

035疥癬


もっと沢山、センターの子達をレスキューするボランティアさんが増えることを
願っています。


最終部屋11

もっと沢山、単犬種専門レスキューが団体が増えることを願っています。

03ビーグル

もっと沢山、センターの子を迎えてくださるご家族が増えることを
願っています。

036最終部屋


飼う以上、愛情と責任を持って飼ってくださること、最後まで看取ることを
当たり前と思う飼い主さんが増えることを願っています。


動物の容姿や年齢、犬種にこだわらず、出会いを大切に
そして、どの子でも・・とおっしゃってくださる里親様にめぐり合えることを願っています。






  






引取りの子達

飼い主が亡くなり持ち込まれたセター ♂ 5歳

かなり耳の中が炎症が起きているようで
頭を振る事が多く、振るたびにグチャと言う音が聞こえる。


持ち込みセター


ポインター ♀ 高齢

疥癬、しらみがいるよう。

歩くとき、前足が伸びずにすぐに転んでしまう。

060ポインター


セター♀ 

立ち上がり、最後の力を振り絞るかのように歩いた。

かなり大きな腫瘍が板状にぶら下がっている。

061テレサ
062引き取り2頭



センターを出るときには、もう夕日が沈みかけていた・・・
言葉にならない、どうすることも出来ない、センターに残してくる犬や猫たちに
申し訳ない気持ちで一杯になる・・・


066夕日


風はもっと冷たくなり
横風が痛いくらいだった・・

所長さんにご挨拶をし、車に乗り込もうとした背中に

   『気をつけてよ~』 と 所長さんの暖かい言葉  救われました・・・
   
             言葉一つで人の心は救われることがありますね・・本当に。。
    
    


 千葉県内保健所センターの職員の皆さま
 千葉県動物愛護センター所長様、職員の皆さま、今年一年本当にありがとうございました。

   今年最後のセンター記、書ききれない思いもありますが
   これからも見てきたままをUPしていきたいと思います。







逃がすこと、迷子にさせること、捨てること、増やすこと、
安易な行いが、この子をこんなに苦しませている。

処分されるくらいなら、事故にあうくらいなら、捨てられるくらいなら
この
子は生まれてこないほうが良かったのかもしれない。


007柴



最後に苦しませ、辛い思いをさせられるためにこの子は生まれてきたのではないのだから。
痩せた体を見る限り・・決して幸せだっただろうとはいえない。

人間のせいで・・・本当にごめんね・・。

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Comment

  • hagisusuki
  • URL
こんにちは

センターにいたワンコを家族に迎えたばかりです。
今日新しいパソコンに息子がつなげてくれたら音声が流れ 少しなじんできてくれた ワンコがセンターの動物たちの悲鳴に反応してしまいました。
音声が流れることを予測していなかった私は画像でさえ衝撃的だったのに そこにいらして保護活動されるかたの心情を想像してしまいました。我が家は新興住宅地なので引っ越したばかりのころはラブラドルがたくさんかわれていましたが最近は小型犬が多く飼われています。流行に敏感な人が多い住宅地です。
そしてペットショップでは犬が安売りされていました。知らずにいてごめんなさい。
我が家の御姫様はすでに私たちにたくさんのものをくれました。毎日距離が近くなり おいたもしはじめました。いつかお手伝いができればと思います。

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ボンさん ありがとう!

ボンさん、たいしたことはできませんが 私はこれからもずっと
お側にいますからね。 私だけでなく ボンさんの後ろには
数限りない 列が続いていますよ。 今年も お疲れ様でした。
そして 私達にも 命を救うチャンスを与えていただいて 本当に ありがとう!!!


おなかに ソフトボール2つも3つも腫瘍をぶら下げた テレサちゃんの病院に
付き添い、 おなかをひっくり返してみたら
見事にザクロのように腫瘍がパックリと割れていました。
どうしてこんなになるまで ほっとけるのか、 この飼い主はなにを考えていたんやろ、って思わずにはいれない。 
この子の生命力を信じたいという状況がなくなって欲しい。 寿命を全うして欲しい ではなく、 生き延びてくれという状況は 人間が作り上げた世界なのだから。

来年は あぁ、センターアパートも寂しくなったね って、笑える瞬間があることを願います。

以前の記事に ボンさんが 犬種で選ぶなら センターにも純血種がたくさんいます、子犬だって たくさんいます、ペットショップへ行く前に センターの犬達を
考えてくれませんか? という記事があったかと思います。 
ヨーロッパ・米国では ごく当たり前となっている シェルターからの保護という
文化が 日本にも一日も早く 根付くことを祈ります。 本当の意味で豊かになりたいですね。

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